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ギャラリー

世界の民藝品ギャラリー No.11
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インド ラジャスタン 刺繍子供服

No.23 インド ラジャスタン 刺繍子供服 IN-344-1A

インド、ラジャスタン州からグジャラート州にかけて広がるタール砂漠で暮す女性の手による、刺繍、パッチワーク、カットワークの歴史はかなり古いものの、その記録は少ないと云われています。

その昔、王家や豊かな特権階級の人々は、高価な宝石や銀糸、錦糸を縫付けた衣装をまとい、富と権力を誇っていました。庶民がそれと似たものを身にまといたいと考え、作られたのが始まりと云われています。

現在でもタール砂漠の女性達による手仕事は盛んで、穴の開いた布にミラーワーク、カットワーク、パッチワーク、刺繍などさまざまなテクニックを使い、新たな布に仕上げ、小さな古裂もすべて使い、服から、敷物、壁掛け、風呂敷、袋物など大きな布から小物まで、さまざまな物に作り変えられ、使われています。

土壁、萱葺きの家の前で、おしゃべりをしながら刺繍枠も使わず、膝の上で作られていきます。

インドラジャスタン 刺繍子供服 IN-334-2A