世界の民藝品ギャラリー No.4
ダホメー フォン族の旗

フォン族では19世紀末まで、首都アボメイに住む宮廷専属の集団が旗、のぼり、傘などにアップリケを施す仕事を独占的にしていました。
ダホメ-各地の王族の間では、常に交戦状態であった近隣諸国との戦いで勝利を得るたびに勝利を祝い、戦いの様子を物語り風に描いた旗を権力の象徴として製作させていました。図柄は当時の英国海軍の旗のデザインを真似、それぞれの連隊をあらわす色や標章などを描き、ヨーロッパからもたらされた短銃、アイロン、軍艦などを競って取り入れました。

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